突然ですが、企業によって「らしさ」ってありますよね。
例えば、「リクルートらしさ」とか、「トヨタらしさ」とか・・・
顧客としてその企業らしさを感じているのは、その企業の「ブランド」でもありますね。
それでは、自分の働いている会社の「らしさ」って何でしょうか?
社員が感じる会社のらしさは、「企業風土」や「カルチャー」や「Shared Value」などと呼ばれます。
その「らしさ」は、どんな影響があるかというと、ものすごくあります!!
- 意思決定や行動選択の基準
- 暗黙のルール
- 思考のクセ
- パラダイム(働く人の認知の枠組み)
例えば、前述のリクルートであれば「自ら機会を創り出し、機械によって自らを変えよ」という思考や行動基準やモノの見方が「リクルートらしさ」
トヨタであれば「なぜを5回繰り返す」という思考や暗黙のルールが「トヨタらしさ」
そこで次の問いが出てきます。
じゃあ、自分の企業の「らしさ」ってどうやって創って、浸透させていけば良いんだろう?
まず、大前提に「どんな企業にもすでにらしさがある」ということです。
それは、無自覚であったとしても今までの会社の歴史、トップの戦略的な意思決定、人事評価基準、採用する人材等で創られているのです。
だからこそ、現状の自分の会社の「らしさ」をあえて言語化してみて欲しいのです。
その次の問いとしては
「現状のらしさは、法人が望んでいるらしさと合っているとだろうか?」
または
「これから、法人が創りたいらしさって何だろうか?」
です。
これも、しっかり言語化してみて欲しいのです。
*その際に、法人を擬人化して「〜らしい人」とすると良いと思います。
私の経営する医療法人社団SDCの人事コンセプトは、
「全ての社員がしあわせを創造するリーダーとして成長する」
なので、大切にする価値観として次の「DREAMS」を掲げています。
Development:人間として成長しよう/やってみよう
Relationship:意図的な協働関係/感謝を表現しよう
Empower:勇気づけの関わりをしよう/NCRW
Authenticity:自分らしさを表現しよう/自己開示しよう
Mission :目的意識を持とう/使命を生きよう
Smile:笑顔を創造しよう/陽転思考で解釈しよう
このような価値観を日々の活動の判断基準にしていくことが「らしさ」を創ると思います。
社員一人ひとりの「らしさ」=「Purpose」も合わさると強い組織になるでしょうね。
さらにその「らしさ」に共感・共鳴する顧客とも「らしさ」を共創できると「ブランド」になるんだと思います。
あなたの「らしさ」は、自分の会社の「らしさ」と合わさるとどんな可能性が広がるでしょうか?
By Vecci(園延)